サポートライフサイクル

サポートライフサイクル

従来のマイクロソフトの方針では、家庭向けのエディションではメインサポートフェーズ(次のバージョンのWindows発売から2年後まで)しか提供せず、ビジネス・開発向けのエディションのみ延長サポートフェーズ(メインサポートフェーズ終了後5年間)を提供していた。
しかし、Windows XP Home Editionは市場で非常に多く使われていたため、メインサポートフェーズ期間をもってサポートを打ち切ると、重大な脆弱性が発見されてもセキュリティアップデートが提供されず、無防備な状態のパソコンが巷にあふれることが懸念された。
2007年1月25日、マイクロソフトは市場の状況を考え、Windows XP Home EditionおよびMedia Center Editionについても、5年間の延長サポートフェーズを提供すると発表した。
これにより、Home EditionおよびMedia Center Editionについてもサポート期間が2009年4月14日から2014年4月14日まで延長された。
これは、後継OSのWindows VistaのBusinessとEnterpriseを除くエディション(2012年4月10日まで)より2年長い。
Professionalに関しては、ビジネス・開発用プロダクト扱いであり元々延長サポートフェーズが提供される。
また、組み込み系OSであるWindows XP Embeddedは2009年4月現在、2016年1月12日まで延長サポートフェーズが提供される予定である。
なお延長サポートフェーズでは、無償のサポートはセキュリティアップデートのみとなり、機能追加はされなくなる。

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