Service Pack 1

Service Pack 1

2002年9月19日に初版のWindows XP Service Pack 1が公開された。
このサービスパックでは既存の不具合修正に加えてUSB2.0への対応およびDVD Audioのサポート対応、'プログラムの追加と削除'内にウェブブラウザやメーラー等の特定のアプリケーションを別のサードパーティー製アプリケーションを標準で使用するように設定できるようにする「プログラムのアクセスと既定の設定」が付け加えられている。
このうち、プログラムのアクセスと既定の設定に関しては反トラスト訴訟に基づく。
後にマイクロソフト製Java VM (Microsoft VM) を削除したService Pack 1aがリリースされた。
また、当時デジタルメディア関連の機能を重点的に強化するMicrosoft Plus! for Windows XP Digital Media Editionも追加発売されていた。
2006年10月11日にセキュリティ更新プログラムのサポートが終了した。

Service Pack 2

Service Pack 2

2004年9月2日に公開された。
当初OSに添付される標準機能の強化を行う予定だったが、計画の段階で相次いでMSBlaster等のセキュリティホールを狙った悪意のあるソフトウェアの出現や不正アクセス事件が多発したことを受け、セキュリティの強化が最重点項目となっている。
名称も従来では単にService Pack 2となるところが「サービスパック2セキュリティ強化機能搭載」と固有の名称が付けられている。
入手方法は従来通りマイクロソフトのサイトからのダウンロードとWindows Updateで行われた他、パソコン販売店や郵便局にて小冊子付CD-ROM配布も行われた。
また、SP2公開直後の2004年末には従来の2種類のPlus!に替わってMicrosoft Plus! SuperPack for Windows XPも発売開始された。
2010年7月13日にセキュリティ更新プログラムのサポート終了予定。

Service Pack 2b
2006年7月22日に、秋葉原などの一部の店舗でWindows XP Service Pack 2bを販売した。
内容としてはService Pack 2に一部の修正プログラムを適用させたものである。

Service Pack 2c
2007年(米国では8月。
日本では不明)から、Windows XP Service Pack 2cを販売した。

2cではプロダクトキーの不足に対応するためプロダクトキーの系統が変わった。
そのため2c付属のインストールメディアでは2b以前のプロダクトキーが使用できない。
後述のSP3ではプロダクトアクティベーションシステムが変更されこの問題は解消されている。

Service Pack 3

2008年4月21日にRTM行程に入り、2008年5月6日にMicrosoft ダウンロードセンターおよびWindows Updateで公開された。
SP2ではセキュリティや通信機能を中心に大きな新機能追加が行われたが、リリース候補版を通じて確認されているSP3の新機能は4つにとどまる。
Windows Server 2008とのセキュアな連携を実現するNetwork Access Protectionへの対応、「ブラック・ホール」ルーター検出、カーネルレベルでのFIPS 140-1 Level 1準拠の暗号化サポート、プロダクトアクティベーションシステムの改良などである。
既にインストール済みの環境にSP3を適用する場合、SP1かSP2が適用されている必要がある。
SPなしの初期バージョンをインストール後、直接SP3を適用することはできない。
パソコンの機種やアプリケーションソフトによっては、SP3を導入すると不具合を発生する場合があるため、SP3の導入は事前にパソコンメーカやソフトメーカが発表している情報を調べてから行った方がよい。

Service Pack 3

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